フリーランス・法人成りしてから気をつけている6つのこと

ビジネス

独立してフリーランスになってからはや2年、法人成りして1年近くが経過しようとしています。

案件についてはありがたいことに途切れることなく紹介などしていただいていますが、始める前から変わらなかったことや始めてからわかったことなど様々あります。

今回は今後フリーランスになる人の参考や、自分自身への振り返りも兼ねて「フリーランス・独立してから気をつけていること」を書いていきます。

人脈や信頼関係を大切にする

フリーランスになると会社員と違って自分で仕事を探さないと収入がなくなります。

自分で事業をやる場合も、手元に資金がないのであれば案件を探してそこで収益をあげてから投資をしていく必要があります。

そんなフリーランスになるときに大切なのが「信頼」だと思ってます。

会社と違ってフリーランスは「自分という人に対して仕事を発注してもらう」になりますが、そうなるとスキルや人格、発注者との関係などが大切になってきます。

そのため、普段から色んな人との信頼関係を構築しておくことが回り回って案件の受注につながると思っています。

私の案件についても振り返ると

  • コーヒーのバリスタスクールに一緒に行っていた人の会社にアサイン
  • yentaで会ったら前職の後輩の奥さんと同級生という近いような遠い関係でアサイン
  • シェアハウスに一緒に住んでいたNPOの代表の団体にアサイン
  • 前職の先輩が入社した会社のマーケティングの立ち上げサポートでアサイン

など、仕事の関係もあれば全く関係ないプライベートの趣味からの紹介もあったりと様々でした。

そのため、「普段からの関係構築を大切にしておく」ことは昔から継続ですが、大切にするようにしています。(あくまで話が来たら対応で、こちらから紹介して!とは言いません)

さまざまなツールに慣れておく

マーケティングの案件でアサインするときによく聞かれるのが

  • 広告の配信を積極的に進めたいが、FacebookやTwitter広告を運用できるか?
  • MAの導入を考えているが、SalesforceとPardotを使えるか?
  • SEOを強化したいがWordpressで作っているので、触れるか?
  • 社内はSlackなのでゲストでアサインして連絡や進捗報告をしたいが大丈夫か?

などの「このツール使ったことあるか?/使えるか?」という内容です。

世の中にたくさんのツールが増えてきているので、マーケターとしても求められる水準や能力が高まってきています。

そのため、クライアントに合わせるにも「普段から複数のツールに触れるようにしておく」ことを心がけています。

  • アクセス解析ツール:GoogleAnalytics(GA)・GoogleSearchConsole・アドエビス
  • ヒートマップツール:ptengine・Userlocal
  • 広告配信ツール:GoogleAds・YahooAds・FacebookAds・TwitterAds・LineAds
  • チャットツール:Slack・Chatwork・MicrosoftTeams
  • SFA/CRMツール:Salesforce・Hubspot
  • MAツール:Pardot・Marketo・Satori

上記のツールは理解して運用・改善できるようになっていると案件の話がきたときにも、スムーズに話が進むので運用ができるようになって損はないと思います。

また、無料のツールや少額で運用できるものは投資と捉えて自分で開設・運用するのもおすすめです。

気軽なところからだと、自分でサイトを作ってGA/GSCを触ってみる、Slackのワークスペースを解説してAppsやbotで色々試してみると、仕事でも活きるような使い方が見えてくると思います。

やったことがなくてもできそうなときは受ける

フリーランスを進めていると「スキルの伸び悩み」を体感してきます。

会社であれば、新規事業や新しいことを進めるときに自分から手をあげたり声がかかったりして、「新しい環境にチャレンジする」ことで経験が蓄積して、スキルや能力が伸びていきます。

フリーランスの場合、「できることを活かす」という前提で話がくるため意識をしないと新しいことができずに求められるスキルがどんどん昔なものになっていき、市場価値が下がっていきます。

そのため意識的に「新しいこと」や「やったことがないこと」にもチャレンジをしていかないと成長が伸び悩み、結果として市場に必要とされる人材らは遠ざかってしまいます。

  • Python書けなかったが、seleniumで毎日管理画面にログインしてcsvダウンロードを実装
  • Pardot触ったことなかったが、Marketoのときの概念を応用して応募後の自動化フロー実装
  • LINE広告運用したことなかったが、Facebookの広告知識を転用してアカウント構築・運

上記は私の例ですが、既存の知識やスキルを応用したり横展開することでできる範囲は広がっています。やったことがないことでも「できるかな?」と自分の中で思ったら、チャレンジしていくことが大切です。(もちろんプロなので、請け負うからには完成・成果を出すことが前提です。)

連絡や提出は迅速に

これは社会人として当たり前ですが、「期日や納期を厳守する」というのは信頼されるためには必須なことです。

「依頼された仕事や発注された案件について納期を守って納品する」のは当たり前ですが、「請求書や稼働管理表などの提出は連絡される前に提出」「進捗を聞かれる前に報告する」などの当たり前のことを当たり前にやることも大切です。

「期日以内に提出される安心」「確認しなくても進捗がわかる安心」なども信頼につながる要素のため、タスク管理をしっかりしてホウレンソウをこまめにするように心がけています。

合わないと思ったら断る

フリーランスをやっているとどうしても「単価(売上)」に目が行きがちです。

会社員と違って毎月決まった給料がないため、収入を上げるとなると

  • 新規案件の獲得
  • 既存案件の単価UP

になってくるため、高単価の話が入ってくるとついつい気になってしまいます。

ただ、単価が高いからと言ってやりたくない案件を受けてしまうと良いことないです。

仕事を受ける・受けないを決めるのも自分なので、「この仕事やりたくないな」だけでなく「この人となんか合わない」「炎上するような気がする」などの懸念材料があれば、商談の段階で関係悪化する前に断るのも一つの選択でs.

案件を増やしすぎない

仕事をしていると「マルチタスク」で複数のことをやることが多いですが、マルチタスクは並行思考になるため、一つ一つの仕事のクオリティが下がります。

これは複数案件を並行するときも同じで、仕事を受ければ受けるほど収入は増えるのですが、仕事のクオリティが下がっていき、結果的には失注につながるため、長期的な目線でみると成長にはつながりません。

そのため、「一度に受ける案件の数は5つ以内」「多く受ける場合は自分が手を動かすものと動かさずアドバイスのみのものを混ぜる」など、生産性が落ちて仕事のクオリティに支障がでないようにしています。

このあたりは業種や職種、自身のキャパシティによっても変わるので、自分にあった案件の数や組み合わせを探すのが良いと思います。

まとめ

フリーランスから法人成りをしたあとも、一人で仕事を受けて進めることが多いため、上記のようなルールを自分の中で決めながら案件を受けるようにしています。

一人でやっているとスーパーマンになったようななんでもできる気がするときがありますが、内省して自分を振り返ることでできること・できないことを客観的に見ながら、「自分という商材を最大限活かすためには?」ということを考えることが必要です。

ここまでの話が仕事を進める際の参考になれば幸いです。

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